島耕作はなぜもてもてなのか?
「課長 島耕作」という漫画をご存じでしょうか?
主人公の島耕作が、大手の電器会社で数々の苦難を乗り越えて社長、会長へと出世していく話です。
「課長 島耕作」から、「部長 島耕作」、取締役・・・とタイトルが出世していく
めずらしいタイプの漫画です。
ネタバレを含んでいますので、嫌な方はこの先は読まないでください。
島耕作は、ハンサムで仕事もできて女にもてる。
あまりにもてすぎて、男からも本気で愛されてしまうのです(笑)
全くうらやましい限りです。
島耕作は、ハンサムで仕事ができるからもてるのでしょうか?
ハンサムで仕事ができればそれだけでモテモテですよ。
少なくても職場においては。
しかし、私は、島耕作の人柄が大きいと思っています。
男女を問わず部下に対しての思いやりがあります。ただ優しいだけでなく時には厳しいことも言います。
そして、これが女性からもてるポイントかもしれませんが、 口が固く、相手が傷つくような発言はしません。
付き合っている女性とホテルで鉢合わせになります。実は、その女性は職業として愛していない男と寝なければなりません。そして、実は島耕作は酔い潰れた女性をホテルに連れて行くだけでした。
こんな誤解を与えるようなことをしても、女性に対して言いわけをしません。
そして、空気を読んで余計な詮索をしません。相手が話すのを待つだけです。
「男とホテルに行ったよな?誰だ?」なんてけっして聞いたりしないのです。
男としてカッコいいですよね?
だから、女性だけでなく男性の上司からも信頼が厚いのです。
「 重い病で余命幾ばくの上司」から愛人との子供と会うことを頼まれたりします。
カッコいいけど、相手を思いやる。そして押し付けがましくないやさしさ。
しびれますよ。
島耕作は身なりもきちんとしています。休日でも襟付きのシャツをきちんと着て、ジャケットを羽織っています。いつでも女性とレストランに入れるスタイルです。
間違ってもジャージ姿やスウェットでは外出しません。
私は、 島耕作の生き方に粋を感じます。自分も島耕作が大好きです。
中沢部長という渋いキャラクターも登場します。そのことは、またあとで語りますね。
サラリーマンの生き様がよく描かれていて、この漫画はおもしろいですよ。